溶射 方法
溶射.comでは、溶射方法として、ガス式溶射である、高速フレーム溶射(HVOF)、ガスフレーム溶射、電機式のプラズマ溶射、アーク溶射が可能です。
アーク溶射
・アーク溶射とは
(出典:日本溶射工業会) |
アーク溶射とは アーク溶射とは、電気エネルギーを熱源とするもので、溶射材料である2本の金属線材(ワイヤー)の先端で直流アーク放電を発生させ、溶融した金属を圧縮空気で吹き飛ばす溶射法です。電気誘導性を有し、かつワイヤー状に成形できる溶射材料にしか適用できないが溶射速度は大きく、またコストも低い溶射方法である。 アーク溶射の特徴 ・皮膜形成速度が高い。アーク電流を大きくすることにより、1時間当たり20~40kgの ・密着強度、皮膜強度がフレーム溶射法の皮膜より高い。アークの温度が約6,000Kと ・組成変化が起こることがある。溶融金属の温度が高いため、溶射前後で材料の組成が ・溶射過程での合金化(擬似合金の生成)。種類の異なる2本のワイヤを用いることにより、 |
アーク溶射で使用される溶射材料
溶射.comでアーク溶射で、使用可能な溶射材料一覧です。金属溶射材料(アルミニウム系、コバルト系トリバイト系、銅系、ステンレス系、ニッケルクロム系、ニッケル系など)などが使用可能です。その他、高速フレーム溶射で使用可能な材料がございますので、お問合せください。
区分 | 材料名 | 成分 | 機能 | |
---|---|---|---|---|
金属溶射材料 | 銅・銅合金系 | アルミブロンズ | Al-Bc | 耐摺動 |
ニッケルクロム系 | ニッケルクロム | Ni-Cr | 下盛材料(肉盛)、耐磨耗 | |
ニッケル系 | ニッケルアルミ | Ni-Al | 下盛材料(肉盛) | |
ニッケルアルミモリブデン | Ni-Al-Mo | 下盛材料(肉盛) | ||
亜鉛系 | 亜鉛 | Zn | 防錆、耐食・耐腐食 | |
亜鉛-アルミ系 | 亜鉛アルミ | Zn-Al | 防錆、耐食・耐腐食 |
アーク溶射の用途・対象業界/ワーク
アーク溶射を適応する、用途・ワーク(部品)の例です。
溶射方法 | 用途・ワーク | 簡単な説明 | 業界 |
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アーク溶射 | 油圧ピストンロッド | 慴動部へのコーティング | 機械 |
クランク軸 | 摩耗部の再生 | エンジン | |
ロール軸 | 摩耗部の再生 | 製造 | |
キャプスタン(ベアリング) | 摩耗部の再生 | 伸延 | |
溶射被膜を剥がれ難くする、テフロン下処理 | |||
モーター軸 | 摩耗部の再生 | メンテナンス | |
モーター軸カバー | 摩耗部の再生 | メンテナンス | |
屋外ボックス、風力発電部材、鉄鋼製品各種 | |||
キュービクル | 外面へ50μ以上をZnコーティング | 電機 | |
制御盤(ポンプ他) | 内外面へ80μ以上をZnコーティング | 電機 | |
街灯支柱 | Znコーティング | 電機 | |
橋の橋梁 | Zn.Alコーティング | 官庁 | |
橋の支承 | Zn.Alコーティング | 官庁 | |
水管橋 | Zn.Alコーティング | 官庁 | |
屋外ボックス、風力発電部材、鉄鋼製品各種 | |||
屋外ボックス、風力発電部材、鉄鋼製品各種 |
アーク溶射 事例
アーク溶射 Q&A
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