溶射皮膜　用途・目的

防食・耐腐食とは
腐食とは、材料が気体・液体など接触することで、化学反応が起こり、表面から変質・溶解していく現象のことです。摩耗とともに材料損失の大きな要因となります。腐食対策として、溶射が大きな役割を果たしています。

防食溶射（耐腐食）とは、鋼材（鉄）より卑な電位の金属である亜鉛、アルミニウム、亜鉛･アルミニウム合金、アルミニウム･マグネシウム合金などを溶融し、微粒子化して吹き付けて皮膜を形成させる溶射です。防食溶射（耐腐食）は、構造物の架設環境に応じた皮膜材質の選択範囲が広く皮膜厚さを調整することによってJIS規格にあった溶射ができます。

防錆
防錆を目的とした溶射は、亜鉛系、アルミニウム系の溶射後に防錆効果を高める為に封孔処理（溶射粒子間にできる隙間を埋める処理。防食効果を高めたり剥離を防止するために樹脂や塗料を用いて孔埋めをする）を施工することによって、錆の発生を防ぎます。

【溶射　：防食・耐腐食・防錆　事例】

防食・耐腐食・防錆　事例１		防食・耐腐食・防錆　事例２
防食・耐腐食・防錆　事例３		防食・耐腐食・防錆　事例４