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セラミック溶射

硬質クロムメッキとセラミック溶射を比較をした場合のメリット、デメリットは?

<硬質クロムメッキのメリット>
 ①ポーラスがない
 ②膜厚の均一化が容易
 ③メッキ槽に入れば、溶射よりも形状対応し易い

<セラミック溶射のメリット>
 ①厚膜が出来る(~2.5㎜程度)
 ②施工時間が短い
 ③ワークの大きさが無制限

<硬質クロムメッキのデメリット>
 ①メッキ槽に入るワークしか対応できない
 ②厚膜が出来るが、割れが入りやすい
 ③厚膜の場合、コストが高額になり
 ④厚膜の場合、処理時間がかかる

<セラミック溶射のデメリット>
 ①ポーラスがある(仕上げ処理が必要)

セラミック溶射皮膜より、ポーラスが少ない溶射皮膜材料はありますか?

 

はい、あります。

高速フレーム溶射で溶射することによって、ポーラスがゼロに近くなります。

セラミック溶射皮膜より、硬度が高い溶射材料はありますか?

 

はい、あります。

タングステンカーバイト系(Wc)溶射材料は、セラミック溶射材料よりも硬度が高いです。

 

 

 

 

摩滅摩耗、摺動摩耗、フリクション、酸化に対し、良好な耐久性があるセラミック溶射材は何ですか?

 

酸化アルミナ系セラミック溶射材料(Al₂O₃ 3TiO₂)が一般的です。

硬度を上げたい場合は、酸化クロム(クロミア)などのセラミック系溶射材料もございます。

 

 

 

耐薬品性かつ耐熱衝撃性に強いセラミック溶射材料は何がありますか?

 

ジルコニア系セラミック溶射材料

安定させる為CaO6~7%、MgO~25%、Y2O3~20%添加されている。
耐熱性、耐薬品性、耐食性高く熱伝導率が低く、断熱材として用いられる。
熱膨張係数が金属基材と近いので、剥がれ難い高温利用に適する。

 

アルカリに対する耐薬品性のセラミック溶射材料は何がありますか?

 

クロミア系セラミック溶射材料があります。

 

 

酸、アルカリに強く200℃以下での耐化学薬品性皮膜に用いられます。

また、硬度が高く、研磨仕上げも可能です。

 

 

酸に対する耐薬品性のセラミック溶射材料は何がありますか?

 

クロミア系セラミック溶射材料があります。

耐薬品性のセラミック溶射では、代表的に使用されている溶射材料は何がありますか?

代表的にセラミック溶射で使用されている溶射材料は、以下の通りです。

現在、プラズマ溶射(PS)で酸化クロム(クロミア:Cr2O3)を使用して、より硬度を上げたいのですが、どの溶射材を選定したらいいのでしょうか?

 

酸化クロム(クロミア:Cr2O3)よりも、金属合金(タングステンカーバイト:WC)の方が、より硬度が高いです。

 

プラズマ溶射(PS)で、酸化クロム系(クロミア:Cr2O3)溶射材料を使用されるワークはどのようなものが多いですか?

 

ロール、スリープ、軸などの、部品との接触面に酸化クロム系(クロミア:Cr2O3)溶射が、よく使用されます。

 

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